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特集!まちを楽しむ

美術の街、池袋探訪。

2008/08/22

2004/09/09

昭和初期、池袋周辺に画学生が集うアトリエ村が出現し、その一帯は「池袋モンパルナス」と名付けられた。また、雑司が谷のトキワ荘では、マンガ家・手塚治虫が暮らし、作品づくりに励むなど、かつて芸術家の解放区といわれた池袋。
今月は芸術の秋にちなんで、美術の街「池袋」で満喫できる美術展&美術創作スクールを紹介します。

高村タチヤナ フランス刺繍秀作展示

池袋三越 9月7日(火)~13日(月)
(1)「世界遺産の旅」より、「ベルギー・グランパレス広場」を綴った作品
(1)「世界遺産の旅」より、「ベルギー・グランパレス広場」を綴った作品
(2)会場にはテーブルクロスの作品も。
※レストラン「ラウンジフォース」(練馬)では、このようなテーブルクロスをかけてフランス料理が楽しめるイベントを8月22日~29日まで開催。
(2)会場にはテーブルクロスの作品も。
※レストラン「ラウンジフォース」(練馬)では、このようなテーブルクロスをかけてフランス料理が楽しめるイベントを8月22日~29日まで開催。
(3)高村タチヤナさんの秀作「バラの刺繍」
(3)高村タチヤナさんの秀作「バラの刺繍」
(4)「世界遺産の旅」より、「スペイン・バルセロナのカタルーニャ地方の音楽堂」
(4)「世界遺産の旅」より、「スペイン・バルセロナのカタルーニャ地方の音楽堂」
(5)「世界遺産の旅」より、「秋田青森にまたがる白神山地」(160cm×280cm)
(5)「世界遺産の旅」より、「秋田青森にまたがる白神山地」(160cm×280cm)
400世界遺産や「冬のソナタ」の名場面を刺繍で表現
 
刺繍作家として、国内はもとより海外でも評価の高い高村タチヤナさん。9月7日(火)~13日(月)の期間、「高村タチヤナ・フランス刺繍秀作展」が池袋三越7F催物会場で開催される。同展では高村さん自らの選定による珠玉の作品を一堂に展示するほか、過去34回の手芸教室グループ展の中で発表された会員の秀作を集めて約300点を紹介。「展覧会では毎回テーマがあり、今年は『世界遺産の旅』がテーマ。世界の絶景を刺繍で綴っています」と 村さん。また、人気韓国ドラマ「冬のソナタ」の名場面の刺繍作品も必見! 書籍出版を記念して、約30点が展示される。今年10月には韓国で「日韓親善刺繍展」(在大韓民国日本大使館公報文化院 後援)も開催。
高村タチヤナさん

1945年より日本在住。山脇服装美術学院卒。イルゼ・ブラッシュ先生に師事。
1年半に1度の展示会を銀座アートホールなどで34回開催。パリ・ニッコーホテルにて作品展開催。文京女子大学生涯学習講師。「 村タチヤナ手芸研究所麦の会」主宰。著書に『小さなバラの刺しゅう』、テーブルクロスを主とした『花の刺しゅう』、『染布ししゅう』など。今回の「冬のソナタ」名場面刺繍作品は、ドラマを見て、第二の故郷である韓国を思い出したことがきっかけで、制作することになったという。来年の展覧会のテーマ「世界の祭り」。
「高村タチヤナフランス刺繍秀作展」DATA
(住)東池袋1-5-7 池袋三越7F催物会場
(電)3987-1111(代)
(開)10:00~19:30


高村タチヤナ手芸研究所 麦の会
高村さんが主宰する手芸教室「高村タチヤナ手芸研究所麦の会」は豊島区目白にある。入会金5000円・講習料7000円。初心者大歓迎。入会随時受付中。
(住)豊島区目白3-5-6-301
(電)3950-6357

必見!「冬のソナタ」名場面の刺繍作品

二人が冬景色を眺めるシーンもご覧のとおり
二人が冬景色を眺めるシーンもご覧のとおり
韓国の美しい冬の光景を刺繍でリアルに再現
韓国の美しい冬の光景を刺繍でリアルに再現

小熊秀雄と画家たちの青春展

練馬区立美術館 9月11日(土)~10月24日(日)
(1)小熊秀雄1938年「自画像」
(1)小熊秀雄1938年「自画像」
(2)小熊秀雄1935年「夕陽の立教大学」
(2)小熊秀雄1935年「夕陽の立教大学」
(3)アトリエ村搬出風景
(3)アトリエ村搬出風景
(4)小熊秀雄1930年代「酒を飲む男」
(4)小熊秀雄1930年代「酒を飲む男」
(5)小熊秀雄1930年代「喫茶店」
(5)小熊秀雄1930年代「喫茶店」
池袋モンパルナスの命名者 詩人・小熊秀雄の世界
 
刺繍作家として、国内はもとより海外でも評価の高い高村タチヤナさん。9月7日(火)~13日(月)の期間、「高村タチヤナ・フランス刺繍秀作展」が池袋三越7F催物会場で開催される。同展では高村さん自らの選定による珠玉の作品を一堂に展示するほか、過去34回の手芸教室グループ展の中で発表された会員の秀作を集めて約300点を紹介。「展覧会では毎回テーマがあり、今年は『世界遺産の旅』がテーマ。世界の絶景を刺繍で綴っています」と 村さん。また、人気韓国ドラマ「冬のソナタ」の名場面の刺繍作品も必見! 書籍出版を記念して、約30点が展示される。今年10月には韓国で「日韓親善刺繍展」(在大韓民国日本大使館公報文化院 後援)も開催。
「小熊秀雄と画家たちの青春展」DATA

(住)練馬区貫井1-36-16
(電)3577-1821
(開)10:00~18:00(入館は17:30まで)
(休)月曜日(9月20日・10月11日は開館
9月21日・10月12日は休館)
(料)一般500円 高大生と65~74歳の方
300円 小中学生と75歳以上の方無料
小熊秀雄

1901年北海道小樽市に生まれ、恵まれない少年時代を過ごした後、旭川市に住み、新聞記者として活動。その後、池袋に移住し、詩人として活躍。「池袋モンパルナス」を命名。わずか39歳で他界。

四季礼讃「秋景」展

講談社野間記念館 9月4日(土)~10月17日(月)
(1)小茂田青樹〈「四季花鳥」のうち、秋〉
(1)小茂田青樹〈「四季花鳥」のうち、秋〉
日本がの中に見出す日本の秋の風情

野間コレクションの中から、秋を主題とした珠玉の作品が楽しめる四季礼讃「秋景」展を開催。山の木々が一斉に色づき、野では草花の華麗な競演を見せる日本の秋景。明治時代以降、新しい日本画を模索するさまざまな動きの中、中国からの絵画の模倣やその強い影響下にあるような旧来の手法から脱却して、身近な日本の自然のさまざまな趣が、画家たちによって写実的に描かれるようになった。同展では、横山大観をはじめ、吉川霊華、速水御舟、小茂田青樹、平福百穂など、近代日本画家たちの作品32点を展示。また、10月23日(土)からは、特別企画展示「村上豊の世界」展を開催する。

四季礼讃「秋景」展 DATA

(住)文京区関口2-11-30
(電)3945-0947
(開)10:00~17:00(入館は閉館の30分前まで)
(休)月・火曜日
(料)一般500円、中高大学生300円 小学生以下無料
(2)荒木十畝「残照」
(2)荒木十畝「残照」
(3)速水御舟「菊花」
●主な展示作品
横山大観「千与四郎」 吉川霊華「孔雀秋草」 平福百穂「草むら」
結城素明「秋草」 島田墨仙「白狐」 福田平八郎「豊穣」ほか
(3)速水御舟「菊花」
●主な展示作品
横山大観「千与四郎」 吉川霊華「孔雀秋草」 平福百穂「草むら」
結城素明「秋草」 島田墨仙「白狐」 福田平八郎「豊穣」ほか
「講談社初代社長の日本画コレクションと講談社が出版活動の中で保存してきた出版美術を柱にご紹介しております。芸術の秋をお楽しみください」(副館長・小田島雅和さん)

同時開催 : 創刊90年記念「少年倶楽部」の付録展

左・空中軍艦大模型(昭和8年1月号)
右・軍艦三笠の大模型(昭和7年1月号)
左・空中軍艦大模型(昭和8年1月号)
右・軍艦三笠の大模型(昭和7年1月号)
大正3年(1914)に創刊された『少年倶楽部』。創刊から3号目にはじめてつけられた「付録」は、最盛期の『少年倶楽部』を象徴する存在となり、人気の原動力でもあった。なかでも当時、少年たちに熱狂的に受け入れられたのは、付録考案者によって中村星果によって生み出された「大模型」や「組み立て物」など。これらの付録は、昭和12年以降の時局を反映して、徐々に縮小、廃止され、再び添えられるのは、戦後のこととなった。

ハリー・ポッターの表紙絵画家がやてきた 第2回ダン・シュレシンジャー来日絵画展

東武百貨店 池袋店本館6階「美術画廊」 9月9日(木)~15日(水)
日本語版ハリー・ポッターの表紙絵の原画も展示

大人気の「ハリー・ポッター」シリーズの第5巻が発売されることにちなんで、表紙絵を飾る画家、ダン・シュレシンジャー氏の来日絵画展。作品は、ふくろうや鹿などの動物をモチーフとしたパステル画を中心に、版画、油彩画など約100点を展示。世界各国で販売されているハリー・ポッターシリーズは、表紙絵が国によって異なり、同展ではダン氏が描いた日本語版の表紙絵の原画(非売品)も特別展示する。

(1)「白いモミの木」 294,000円
(2)かわいいふくろうや鹿が登場する
ハリー・ポッターファン必見の絵画展


「第2回ダン・シュレシンジャー来日絵画展」DATA
(住)西池袋1-1-25
(電)3981-2211
(開)10:00~20:00(最終日は16:30まで)



ダン・シュレシンジャー氏

ニューヨーク生まれ、現在はイギリスに在住。イエール大学、ハーバード法律大学院、オックスフォード大学へ進学後、弁護士としてキャリアを積んでいたが、1990年代より画家へ転身。イギリスを中心に世界各国で展覧会を開催している。

ダン・シュレシンジャー氏が東武百貨店池袋店に来場

ハリー・ポッターの表紙絵画家、ダン・シュレシンジャー氏がなんと、東武百貨店池袋店に来場。ダン氏の日本語によるトークショーをはじめ、サイン会も実施する。
来場日時
9月11日(土)16:00~18:00
9月12日(日)13:00~17:00

-- 光と風 -- 椎名保展

池袋西武6階「西武アート・フォーラム」9月8日(水)~13日(金)
(1)「澄奏」12号
(2)「天空の舞」30号
(1)「澄奏」12号
(2)「天空の舞」30号
国内外の四季折々の風景を描いた個展

鮮やかな色彩で風景を描き、注目を集める日本画家、椎名保氏の新作個展。国内外の四季を描いた作品に加え、昨年取材したオーロラをモチーフにした幻想的な作品も。どの作品も繊細なタッチで描かれているのが印象的。今回のテーマは「光と風」。自然が織りなす光と風を表現した新作を含めて約30点を出品。2年間のドイツ留学で磨かれた感性による新作が登場する。


「─光と風─ 椎名保展」DATA

(住)南池袋1-28-1
(電)3981-0111
(開)10:00~21:00 ※日曜日は20:00まで


椎名保氏

1958年生まれ。
1986年東京芸術大学大学院卒業。日本画家。

秋の美術講座

池袋コミュニティ・カレッジ 2004年10月~2005年3月

公開講座フェルメールの世界記録と作品からたどる画家像

11月19日(金)公開

17世紀オランダ画家フェルメール。最近では、小説、映画、評論と、多くの情報が流れているが、本当はどのような画家であったのか。記憶を辿り、いくつかの代表作を鑑賞して探る。受講料一般税込2,835円。

石原靖夫のテンペラ工房

10月6日(水)から6ヶ月12回

メノウ石で磨いた金箔を背景に卵黄で練った絵の具を使って、中世イタリアの絵の技法をローマ時代から講師の研究のもとに学ぶ。受講料6カ月税込42,840円・教材費税込3カ月2,100円。

やまと絵に学ぶ

10月24日(日)から6ヶ月6回

百人一首のカルタや源氏物語の絵、それが王朝の美意識より育まれた「大和絵」。基礎から特殊技法まで実践を交え、優雅に楽しみながら学んでいく。受講料6カ月税込20,790円。

スージー甘金のポップ画入門

10月6日(水)から6ヶ月10回

絵を描いてみたいんだけど、アカデミックな人物画や風景画はイヤ、というあなたにおすすめの絵画講座。気軽に学べるのが魅力。受講料6カ月税込27,300円。

絵手紙感覚でつくる簡単!手のひら木版画講座

10月18日(月)から6ヶ月12回

一色刷りで見栄えする木版画制作。構成を練って、よりよい作品に。絵の基本構成のトレーニングにもなる。受講料6カ月税込34,020円、教材費別。
池袋コミュニティ・カレッジDATA

(住)南池袋1-28-1 池袋西武イルムス館8・9F
(電)5949-5486
(開)10:00~21:00

学習院の2004年秋講座

学習院生涯学習センター 9月中旬~10月にかけて全109講座順次開講

仏教美術の世界

吉田典代講師
(学習院大学講師)
吉田典代講師
(学習院大学講師)
10月6日(水)から隔週水曜日

仏像の形や役割を尊像別に紹介するシリーズで、秋期は菩薩のお話を中心に。人々を苦から救い、具体的なご利益をもたらしてくれる有名な菩薩たちを紹介する。受講料15,000円(全5回・入会金無料)

西洋絵画のミステリー新しい西洋美術史

有川治男講師
(学習院大学文学部教授)
有川治男講師
(学習院大学文学部教授)
10月8日(金)から毎週金曜日
西洋絵画に表された場面は、よく眺めてみるとミステリーに満ちあふれている。謎の登場人物、絵の中に隠されたものなど不思議な部分に注目して、西洋絵画を探る。受講料24,000円(全8回、入会金無料)

透明水彩の色彩の魅力と技法水彩画を楽しむ

石井孝雄講師
(学習院中等科教諭)
石井孝雄講師
(学習院中等科教諭)
9月28日(火)から毎週火曜日

透明水彩絵具の基本的な使い方から、2~3色での表現制作手順など、短時間で段階的にステップアップして、より豊かな表現力と技法を学ぶ。受講料24,000円(全8回、教材費500円、入会金無料)
学習院生涯学習センターDATA

(住)豊島区目白1-3-19 学習院大学目白キャンパス
(電)5992-1040
(開)平日10:00~17:30 土10:00~12:30

この情報の出典 「まるごと池袋マガジン 池袋15’」