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特集!まちを楽しむ

池袋で出会う「骨董」の世界

2008/08/22

かつて骨董の街といわれていた池袋。最近、毎月第一土曜日に池袋駅東口の駅前公園で骨董市が開催されるなど、再び骨董が注目を集めています。その骨董市の火付け役・東池袋美術骨董商會は、さまざまなジャンルの骨董店5店舗が集まる、骨董の小さな百貨店。さて池袋ではどんな骨董品に出会えるのか…。今回は「骨董」にスポットをあて、東池袋美術骨董商會と新目白骨董通りの骨董店を訪ねてみました。

東南アジア古陶磁

古美術サワンカロク(東池袋美術骨董商會)

東南アジアの骨董を扱う国内唯一の専門店

中国やベトナムなど、国内で唯一東南アジアの骨董品を扱う専門店。昔、船とともに海中に沈んでしまったものが引き上げられた、いわゆる「海あがり」の品が豊富で、店内には珍しい器などが並んでいる。「ベトナムの『土もの』といわれる陶器は、全体が象牙肌のような色合いで、ぼんやりとした絵付が特徴。そのおおらかで自由なデザインが面白いですね」と、オーナーの岸良さん。岸良さんは、東南アジアの骨董に約30年のキャリアをもつ大ベテラン。1年に数回は現地へ仕入れに出かけ、なんと2年前には自らのコレクションを展示する資料館をタイにオープン。岸良さんから骨董のアドバイスをいただいて、お気に入りの品に出会えそうなお店だ。
古美術サワンカロク

TEL3986-2690
豊島区東池袋1-46-13
(営)11:00~19:00
(休)木曜日
写真左はオーナーの岸良鉄英さん

中国美術

中国骨董 井上(東池袋美術骨董商會)

現地で仕入れたとっておきの中国骨董

中国の魅力にとりつかれて、3年前に中国美術専門店をオープン。自ら中国に仕入れに出かけ、漢、唐や宋時代の古陶磁器から清朝期の比較的新しいものまで幅広く扱っている。「雑貨屋さんに入るような気持ちで気軽にご来店ください。お時間のある方には煎茶をお出ししますよ」と店主。そんなアットホームな雰囲気のお店だ。
1.大清嘉慶年製銘粉彩花瓶 150,000円
2.白釉緑斑文水注 180,000円
3.菩薩頭部 180,000円
1.大清嘉慶年製銘粉彩花瓶 150,000円
2.白釉緑斑文水注 180,000円
3.菩薩頭部 180,000円
店内の様子
店内の様子
中国骨董 井上

TEL3983-1288
豊島区東池袋1-46-13
(営)11:00~19:00
(休)木曜日
写真は店主の井上健司さん

仏教美術

清鈴堂(東池袋美術骨董商會)

気軽にのぞいてみたい仏教美術中心の骨董店

奥深い仏教美術を中心に扱うお店がこちら。奈良時代の白鳳仏をはじめ、茶道具の一種で線香を入れる器・香合(こうごう)、水滴、錠前など、その豊富な品揃えに驚く。これらはこの道40年の店主の眼にかなったものばかり。また、1万円以下で入手できる品物も多く、骨董初心者でも気軽に立ち寄れるお店だ。
1.奈良時代の白鳳仏 850,000円
2.錠前 27,000円
3.錠前 37,000円
4.水滴 180,000円
5.銅獅子 55,000円
1.奈良時代の白鳳仏 850,000円
2.錠前 27,000円
3.錠前 37,000円
4.水滴 180,000円
5.銅獅子 55,000円
店内の様子
店内の様子
清鈴堂

TEL090-1031-0003
豊島区東池袋1-46-13
(営)11:00~19:00
(休)木曜日
写真は店主の成澤康榮さん

和骨董

古美術 いくむら(東池袋美術骨董商會)

心惹かれるいろとりどりの鼻煙壷

江戸~明治にかけての和骨董が中心だが、17世紀半ばに西洋で広まった鼻煙壺(びえんこ)なども揃う。鼻煙壺は、西洋貴族の嗜好品「嗅ぎたばこ」を入れるボックス。嗅ぎたばこはのちに中国に伝わり、玉やガラス、陶磁器などの素材で鼻煙壺が制作された。色合いや形の美しさに惹かれ、コレクターも多いそうだ。
店内の様子
店内の様子
1.明治時代の伊万里焼・ なます皿15,000円
2.18世紀頃の鼻煙壺 10,000円~30,000円
1.明治時代の伊万里焼・ なます皿15,000円
2.18世紀頃の鼻煙壺 10,000円~30,000円
古美術 いくむら

TEL090-9398-8615
豊島区東池袋1-46-13
(営)11:00~19:00
(休)木曜日
写真は店主の生村高之さん

皇室グッズ

のらくろ(東池袋美術骨董商會)

宮中で使われていた皇室グッズがずらり

皇室・皇族グッズを専門に扱う国内では数少ない名店のひとつ。ハトレース「高松宮杯」優勝のトロフィーから皇室の引き出物、明治時代の化粧道具まで、宮中で実際に使われていたものがずらり。現在、約100点のコレクションを扱う。以前は日本海軍のコレクターだったという店主。店内には珍しい海軍グッズも並んでいる。
1.1965年開催のハトレース「高松宮杯」
  の優勝トロフィー 35,000円
2.3.化粧道具 各45,000円
4.こんぺいとうを入れる引出物 70,000円
1.1965年開催のハトレース「高松宮杯」
の優勝トロフィー 35,000円
2.3.化粧道具 各45,000円
4.こんぺいとうを入れる引出物 70,000円
店内の様子
店内の様子
のらくろ

TEL3984-6585
豊島区東池袋1-46-13
(営)11:00~19:00
(休)木曜日
写真は店主の吉野慶一さん

中南米古美術

ギャラリー鈴木(目白新骨董通り)

中南米古代美術を救う日本で唯一の専門店

中南米の古代美術を専門に扱っているお店は国内でもここだけ。店内には紀元前6世紀(およそ2600年前)の品物もあり、まるで古代美術館に迷い込んだよう。中南米のほか、エジプト古代美術、アメリカ民族美術も揃っている。
1.ペルー ナスカ文化5世紀
2.メキシコ コリマ文化5世紀
3.ペルー チャンカイ文化12世紀
1.ペルー ナスカ文化5世紀
2.メキシコ コリマ文化5世紀
3.ペルー チャンカイ文化12世紀
店内の様子
店内の様子
ギャラリー鈴木

TEL3952-3038
目白3-6-2
(営)13:00~19:00
(休)月曜http://gallery.to/suzuki
写真は店主の鈴木研児さん

人形骨董

人形骨董たけひ(目白新骨董通り)

年代・種類が多彩な人形骨董品

国内でも数少ない人形専門の骨董店。日本人形からビスクドールなどの外国人形まで幅広く扱う。江戸中期頃のものから昭和30年代の人形まで、年代も種類も多彩。7/17・18に東京ビックサイトで開催の「骨董ジャンボリー」にも出店する。
1.19世紀頃の西洋キャラクター 30,000円
2.大正期~昭和初期の手足が曲がる三ツ折人形 250,000円
3.大正期~昭和初期のモリムラドール 250,000円
1.19世紀頃の西洋キャラクター 30,000円
2.大正期~昭和初期の手足が曲がる三ツ折人形 250,000円
3.大正期~昭和初期のモリムラドール 250,000円
店内の様子
店内の様子
人形骨董たけひ

TEL5996-4105
新宿区下落合3-1-17
(営)12:00~19:00
(休)日・祝
写真はスタッフの田島悟さん

この情報の出典 「まるごと池袋マガジン 池袋15’」