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僕だけがいない街

(C)2016 映画「僕だけがいない街」製作委員会
(C)2016 映画「僕だけがいない街」製作委員会
僕だけがいない街
原作:「僕だけがいない街」三部けい(KADOKAWA/角川コミックス・エース)
監督:平川雄一朗 ■脚本:後藤法子 ■音楽:林ゆうき
主題歌:栞菜智世「Hear ~信じあえた証~」(ユニバーサル ミュージック/EMI Records)
キャスト:藤原竜也 有村架純 及川光博 杉本哲太/石田ゆり子 ほか
配給: ワーナー・ブラザース映画  

ストーリー

藤沼悟は、ピザ屋でアルバイトをする売れない漫画家…。漫画家として全くうだつが上がらず悩みながら日常を送る悟に【リバイバル】という特殊な現象が降りかかる。それは、身近で“悪い事”の気配を察すると、その数分前に遡り、事件や事故の原因を取り除くまで何度でも時間が遡るという特殊な現象。
ピザの配達中、何かを察した悟に【リバイバル】が訪れる。数分前に遡り、【リバイバル】の原因を探し出し、大きな交通事故を回避する事は出来たが、悟自身が事故に巻き込まれ、入院する事に…。偶然、事故現場に居合わせた同じピザ屋で働く愛梨と、上京して来た母・佐知子の看病で回復する悟。「交通事故が起きる直前」「誘拐事件が発生する直前」…。“悪い事”を察すると、悟は幾度も数分前に遡り、その原因を取り除くまで【リバイバル】は続く。母が何者かに殺された…。突如、悟に訪れる【リバイバル】。それまでの【リバイバル】は数分前だったが、18年前の世界へと遡る悟。そこは、小学5年生の頃、同級生が被害者となった連続誘拐殺人事件が起きる数週間前だった…。18年前の世界では、小学生連続誘拐殺人事件が起ころうとしている。頼れるのは同級生の仲間と、担任の八代先生、母・佐知子。現在の世界では、悟に母の殺人容疑がかかり、指名手配に。そして、何者かに命を狙われる愛梨…。現在と過去を行き来する悟は、【リバイバル】の原因を全て取り除き、愛梨、母、そして殺人事件の被害者となった同級生を救う事が出来るのか?

みどころ

「このマンガがすごい!」3年連続ランクイン、「マンガ大賞」3年連続ノミネートなど、マンガファンや書店員から圧倒的な人気を誇る「僕だけがいない街」が、ついに実写映画化される。連載開始当初から50社以上が映像化権の争奪戦を繰り広げたという本作品を、『ROOKIES 卒業』『世界の中心で、愛をさけぶ』などの平川雄一朗がスクリーンに映し出した。

W主演という形で、『カイジ 人生逆転ゲーム』『DEATH NOTE』『るろうに剣心』などでの怪演が記憶に残る藤原竜也と『ストロボ・エッジ』『ビリギャル』でのさわやかな演技が記憶に新しい有村架純が初共演を果たした。また過去のシーンでは、カンヌのレッドカーペットを日本史上最年少で歩いたことが話題となった鈴木梨央、そして藤原竜也の幼少期役として演技経験のほぼない中川翼がオーディションで抜擢された。この4人を主軸として、及川光博、杉本哲太、石田ゆり子など豪華な俳優陣が脇を固め、本作品を作り上げた。

作品序盤からリバイバルによる緊迫感のあるシーンが炸裂し、スクリーンに魅きこまれてしまった。自分の意思とは関係なく時間が巻き戻るため、悟(藤原竜也)自身もなぜリバイバルしたのかわからないことが、ストーリーの謎を深めていく。現在と過去を行き来するミステリーが作品の主軸となっており、伏線が散りばめられた展開に見入ってしまう。「大切な人を救いたい」と試行錯誤を繰り返していく先に、衝撃のラストが待ち受ける。

観賞後には、タイトルに込められた切なすぎる意味が心を打つ。豪華キャストとともに、ヒットメーカーの平川監督が描いた映画オリジナルの結末とは。

Text by EISUKE
「僕だけがいない街」について
原作は「ヤングエース」にて絶賛連載中の人気漫画「僕だけがいない街」。「このマンガがすごい!」オトコ編と「マンガ大賞」で共に2年連続ランクインするなど傑作漫画との呼び声も高く、スガシカオさん、中川翔子さん、宮地真緒さん、糸井重里さん、山田悠介さんなど著名人からも高い評価を得ている。その評価は映像業界にも伝播し、約50件もの映像化のオファーが殺到、映像化権の争奪戦が繰り広げられるほど。単行本の発行部数も着実に伸びており、現在累計発行部数は239万部を超えている(既刊7巻)。