いまひとつ要領の悪い大学生キョヌと「彼女」の物語。「彼女」はほんとにかわいいです。女の私が見てもすごーくかわいい。
サラサラのロングヘアーをかきあげるこの仕草でコロっとまいる男性もたくさんいることでしょう。

ある日駅のホームで泥酔した彼女を助けたキョヌは、それからなぜか彼女に振り回されることに。彼女のおかげで数々の不幸に見舞われ、嫌な思いをし、毎回というほど痛い目にあい、死にそうになることも・・・

意味もなく呼び出されても断れずに出向く彼の姿は見ていてイライライライライライライラです。だって行けば必ず不幸な目にあうんだから。
それでも会いにいってしまうのは、やっぱり彼女がかわいいから！？
もしもこれがここまでかわいい女の子じゃなかったら、絶対にこうはなりませんよ。それどころか、無視されるかキレられるか、とにかくラブストーリーなんてありえなーい！

そんな猟奇的な彼女だけど、見ていてなぜか憎めない。かわいいのももちろんだけど、ふとしたところに現れる彼女の正義感や素直さがホントに素敵なんです。
映画は「前半戦」「後半戦」「延長戦」の3段階になっていて、キョヌの心の移り変わりがうまく描かれています。
最後まで二人の関係はつかず離れずで、見ているほうがそわそわしちゃう。

ハッピーエンドになるかどうかは、見てのお楽しみ。
最後の最後がとっても意外！「え～～～～～～、そうだったの～～～！？」です。

久しぶりに見た爽やかな恋愛映画。いいですねぇ～、こうゆうの。

text by...  たるぴ

2003/10/14