特集!まちを楽しむ
街が芸術に包まれる「目白バ・ロック音楽祭」案内
2006年6月2日(金)~25日(日)の期間、目白周辺で「第2回目白バ・ロック音楽祭」がいよいよ開催。国内はもとより、海外の注目アーティストが目白周辺の名建築を舞台に、ダイナミックな演奏会をお届けする。 取材協力/主催 : 目白バ・ロック音楽祭実行委員会 103-3901-1573(アルケミスタ ) <<公演会場>> 東京カテドラル・自由学園明日館・和敬塾本館・目白聖公会・立教大学・聖母病院チャペルほか HPにもアクセス!→ http://i-debut.org/Ba-Rock
安藤三春 目白ブランディングスーパーバイザー。現代工芸の「三春堂」代表。目白に店舗を構えて28年、写真展開催や散策マップの作成など、目白の魅力づくりに関する活動を広く展開。
このイベントは昨年、音楽を接点に皆様に目白の魅力を知っていただこうという主旨で開催され、今年で二回目を迎えます。 私自身、これまで「目白ブランド」をどう作っていくか模索してまいりましたが、感じたのは、店やそれぞれのスポットが個性をうまく出しながら、独自性を大事にして作り上げていくのが重要だということでした。この音楽祭は、一般的なホールでの演奏ではなく、目白ならではの歴史的建物の中で演奏会をするのが大きな特長です。そして音楽祭と並行し、歴史的建物の写真展や個性的な催しを開催することで、さらに目白の魅力を伝えたいと考えています。 今年は昼の公演も多く盛り込み、音楽祭にいらした方に、目白の散策を楽しんでいただき街の魅力に触れていただけるよう内容豊かなマップも作ります。古き時代の良さが残されている目白で、静けさとおしゃれを愉しむ音楽祭に魅力的な装いでお出かけください。
会場のひとつ「目白聖公会」
演奏会の様子
武田浩之 音楽プロデューサー。有限会社アルケミスタ代表取締役。昨年に引き続き、目白バ・ロック音楽祭をプロデュース。これまで数多くの音楽祭イベントを手がけ、今回「目白の街づくりを意識した新しい音楽祭に」と意気込む。
音楽イベントの部分とともに、街のお祭りという側面も持たせたいのが願いです。目白らしく盛り上がる音楽祭を目指しています。その意味で、目白と音楽というと、まず挙げられるのがクラシック・ギターとルネサンス・バロック楽器専門店「ギタルラ社」。そして、「東京カテドラル聖マリア大聖堂」。古い楽器と、落ち着きと品格のある音楽。それらが目白らしさということでありバ・ロック音楽につながるのではないかと思っています。落ちついた趣や静けさのある、目白の良さを生かした音楽祭になると思っています。 この音楽祭に出演するのは「次代の巨匠たち」。眩いばかりの才能の持ち主が今一番演奏したい曲をラインナップしています。それを、目白の歴史的な建物の中でじっくりと聴いてもらう。それは、ステージ上で行う普段のコンサートよりも、演奏そのものを肌で感じられる演奏会だと思うのです。アーティストのそれぞれの思いを、ダイレクトに受け止めて愉しんでいただきたいと思っています。
永田欄子 古裂全般、昔きもの、帯、きもの小物、駄玩具などを扱うショップ「布と玩具 LUNCO」のオーナー。目白本店は、昨年9月にリニューアルオープン。現在、銀座1丁目に「アンティークモール銀座店」も構える
目白は、新宿と池袋に挟まれた街。賑やかな池袋とは対照的に、目白は閑静で落ち着きのある街というイメージを持っている方が多いと思います。名所である大ケヤキや緑にあふれた風景が、訪れる人々の心を癒してくれるのでしょう。都会の喧噪から離れたいときに、ぜひ訪れていただきたい街ですね。 目白周辺には、自由学園明日館をはじめ、和敬塾本館や雑司が谷旧宣教師館など、歴史的建造物が点在しています。その当時の文化を肌で感じながら散策するには、やはり着物姿でのお出かけがおすすめです。時代を物語る名建築に囲まれた目白は、着物がとても似合う街。かつての目白モダンを思い浮かべながら、その日の装いをコーディネイトしてお出かけすると、街がいつもと違って見えるかもしれません。普段よりステップアップした自分で、“目白散策”を愉しんでみてはいかがでしょうか。
6月2日(金) 19:00開演 聖母マリアの頌歌 出:濱田芳通&アントネッロ
映画『利休』、アニメ映画『もののけ姫』などの音楽に参加、幅広く活躍するリコーダー&コルネット奏者、濱田芳通。濱田が主宰する『アントネッロ』は、新しい“古楽”の世界を切り拓くグループ。エキゾチックな演奏をお届けする。 曲 目●アルフォンソ10世編纂「カンティガ集」より「薔薇の中のバラ」ほか 出 演●濱田芳通(リコーダー、コルネット、ショーム)、西山まりえ(ゴシックハープ) 石川かおり(フィドル)、春日保人(歌)、矢野薫(オルガネット、プサルテリー)ほか 会場:東京カテドラル聖マリア大聖堂 料金:指定4,500円・自由3,000円・学生2,000円
6月4日(日) 15:00開演 究極のシャコンヌ ~ドイツ・バロックの無伴奏ヴァイオリン音楽 出:グナール・レツポール
音楽の国「オーストリア」は、バロック時代から素晴らしかった! レツボールはバロック・オーストリア音楽の再発見者・伝道者。彼の演奏の魅力を一言でいうと「気は優しくて力持ち」。ジプシーヴァイオリンの豪快さも併せ持つ、頼りになる「漢(おとこ)の音楽」が堪能できる。 曲 目● ヴィルスマイヤー : パルティータ第6番イ長調/ヴェストホフ : 組曲第5番 /バッハ : シャコンヌ 会場:自由学園明日館 講堂 料金:指定5,000円・自由3,000円・学生2,000円
6月16日(金) 19:00開演 ロザリオの祈り ~聖母マリアの生涯 出:ヴォーカル・アンサンブル カペラ
花井哲郎と花井尚美によって創設され、1997年5月に発足したプロの声楽家による「ア・カペラ」の声楽アンサンブル。発音、発声にこだわり、ルネサンスの宗教音楽を心を込めて感動的に歌う。4月21日、新作CDマショー「ノートル・ダム・ミサ」を発売。 曲 目●作者不詳/復活祭のための中世の典礼劇より「誰をさがしているか」 グレゴリオ聖歌「過ぎ越しの生贄に賛美」、ジョスカン・デ・プレ「アヴェ・マリア」ほか 出 演●ヴォーカル・アンサンブル カペラ 会場:東京カテドラル聖マリア大聖堂 料金:指定4,500円・自由3,000円・学生2,000円
6月24日(土) 14:00開演 華麗なる餐宴 ~モテット&コンチェルト 出:ニコラウ・デ・フィゲイレド、アンサンブル・ヴィンサント
ブラジル生まれの天才チェンバロ奏者、そしてオペラに精通した指揮者。ソロも雄弁ですばらしいが、共演者の魅力をフルに引き出す魔術的な手腕をもっている。音楽祭が実現したい「夢」のひとつが、彼のオペラ上演を実現すること。彼の才能に「投資」しよう! 曲 目●ペルゴレージ「サルヴェ・レジーナ」、バッハ「チェンバロ協奏曲第5番 ヘ短調BWV1056、ヘンデル:モレット「風よ、静まれ」ほか 出 演●ニコラウ・デ・フィゲレイド(指揮&チェンバロ)、懸田奈緒子(ソプラノ)ほか 会場:トッパンホール 料金:指定5,000円・学生2,000円
この情報の出典 「まるごと池袋マガジン 池袋15’」
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