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特集!まちを楽しむ

池袋駅構内大解剖

2008/08/21

こちらは2008年当時の情報です
今年の4月1日に池袋駅が100年を迎えました。
今年は100歳をお祝いして、知ってそうで知らない池袋を徹底取材!!
魅力あふれる池袋駅構内を紹介します。

池袋駅を上手に歩く、池袋駅構内徹底ガイド

乗降者数が全国で2位、池袋駅を快適に利用

乗降者数が新宿駅についで全国で2位のJR池袋駅。1日平均の乗車人数が約57万人と、ターミナル駅として多くの人に利用されている。そんな人の往来が激しい池袋駅だから、「広すぎて迷ってしまうのでは?」「駅構内で待ち合わせをしても大丈夫?」など、疑問を持っている人も多いはず。しかし、実は池袋駅構内には便利がいっぱい詰まっていて、上手に歩けば食事やショッピングだって十分楽しめちゃうのだ。最近、改札口がオープンカウンターになるなど、明るく開放感あふれる雰囲気にリニューアル。
そして、駅構内で迷ったら中央のインフォメーションセンターへ。駅や列車の案内をしてくれる「お客様相談室」も上手に利用しよう。
池袋駅西口<br>お馴染みの池袋西口。<br>エスカレーターを上がると、コーヒーショップがあり、待ち合わせに最適。
池袋駅西口
お馴染みの池袋西口。
エスカレーターを上がると、コーヒーショップがあり、待ち合わせに最適。
お客様相談室<br>JR東日本について意見や要望があればここで相談を。<br>駅および列車の案内もしてくれる。<br>利用は9:00~18:00まで。
お客様相談室
JR東日本について意見や要望があればここで相談を。
駅および列車の案内もしてくれる。
利用は9:00~18:00まで。
池袋東口<br>パルコと西武に挟まれ、常に賑やかな池袋東口。<br>階段を降りて、改札口に向かう途中にゆったりとしたスローブがあり、バリアフリーになているのも魅力だ。
池袋東口
パルコと西武に挟まれ、常に賑やかな池袋東口。
階段を降りて、改札口に向かう途中にゆったりとしたスローブがあり、バリアフリーになているのも魅力だ。
みどりの窓口<br>池袋駅みどりの窓口は何といっても広さが魅力。<br>営業時間は5:30~23:00まで。
みどりの窓口
池袋駅みどりの窓口は何といっても広さが魅力。
営業時間は5:30~23:00まで。
チェリーロード&アップルロード<br>小腹がすいたら立ち寄りたいチェリーロードとおにぎり屋さんや本屋さん、靴の修理屋さんまで便利なショップがずらりと並ぶアップルロード。
チェリーロード&アップルロード
小腹がすいたら立ち寄りたいチェリーロードとおにぎり屋さんや本屋さん、靴の修理屋さんまで便利なショップがずらりと並ぶアップルロード。
改札口がオープンカウンターに<br>改札口が明るいオープンカウンターにリニューアル。
改札口がオープンカウンターに
改札口が明るいオープンカウンターにリニューアル。

見やすく、わかりやすい サインがいっぱい

JR東日本では、だれでも安心して利用できるよう、快適な鉄道づくりを目指して、バリアフリー設備の拡充に努めている。池袋駅でも、随所にバリアフリーの設備が施されており、身体の不自由な人から子ども、高齢者まで快適に利用できる環境を整えている。例えば、目印となるサインは、見やすく大きいサイズで表示。上下方向のエスカレーターやエレベーターも相次いで設置され、車椅子用階段昇降機(エスカル)や多機能トイレも設備。今後もより高いレベルで、ハード・ソフト両面から鉄道の利便性・快適性の実現に向けて取り組んでいるという池袋駅に、さらなる期待が寄せられている。

のどかで静かな田園風景 池袋駅の100年前

池袋駅から北方の遠景。赤羽方面に延びる線路と田畑方面へ右に湾曲していく線路。写真は1903(明治36)年に撮影されたもの。明治5年に、920人程度だった人口が、鉄道が敷設されていく明治30~40年にはなんと2万人に!
池袋駅から北方の遠景。赤羽方面に延びる線路と田畑方面へ右に湾曲していく線路。写真は1903(明治36)年に撮影されたもの。明治5年に、920人程度だった人口が、鉄道が敷設されていく明治30~40年にはなんと2万人に!
まわりは茶畑、桑畑。
池袋駅の意外な?昔話

明治18年、東海道線と東北線を結ぶ品川線が開通(品川~赤羽)。池袋には、ただの列車の信号所が設けられていたのみであった。その後、明治36年に豊島線・田畑~池袋間が開通し、池袋駅として誕生したのである。
当時は武蔵野の田園風景が色濃く漂う場所。池袋駅開設については「鶏が汽車に驚いて卵を産まなくなる」「爆煙で蚕が育たない」なんて反対の声もあったそう。今では4社10線が集中する巨大ターミナル駅。池袋はこれから、どのように変わるのだろう?
東口が現在の姿になるのは、昭和32年に東京丸物百貨店(現池袋パルコ所在)ができてから。
東口が現在の姿になるのは、昭和32年に東京丸物百貨店(現池袋パルコ所在)ができてから。

駅長インタビュー 「池袋駅」駅長さんに聞いてみました

より快適な駅をめざして、池袋は進化し続けます。

東日本旅客鉄道 池袋駅駅長●戸栗本了さん

------池袋駅が開業100年を迎えました。今後は、池袋駅はどのように進化しますか?

池袋駅は、池袋を分岐点として田端方面へ向かう日本鉄道豊島線が開通した明治36年に、大塚駅、巣鴨駅と共に誕生しました。今年開業100周年を迎えたわけですが、昔も今も、そしてこれからも、駅を運営していく中で大切なことは「お客様に安全で快適に駅を利用してもらうこと」だと思っています。より便利に、安全に、そして分かりやすい駅とするために、改善できる箇所は、積極的に手を加えるようにしていきます。

------具体的にはどのような改善が行われたのですか?

最初では、改札口出入り口の社員がいる場所をオープンカウンターにし、また照明の数も増やすなどして、地下施設ながら、明るい駅として利用していただけるように改めました。さらに、案内看板などは、お客様の視線の正面にくるよう意識的に設置しなおして、駅をわかりやすく効率的に利用できるように情報性を高めました。また、大規模なかいぜんとしては、来年6月を目途に、現在の高崎・宇都宮線・湘南新宿ラインのホームと埼京線のホームを、埼玉方面(下り)と新宿方面(上り)というように同一方面のホームとして利用していただけるように埼京線を立体交差化するため現在工事中です。日常の運行に支障のないように改善していくため、時間がかかりますが、池袋は着実に進化しているといえます。

------開業100年イベントなどは?
4月には駅を利用するお客様に開業100年をお知らせするため、社員が開業100年のジャンパーを着て、お客様に感謝の気持ちをこめて案内し対応するということをしました。これは第一次イベントでして、秋頃に第二次イベントとして行事を計画中です。現在、専門の委員会をつくって企画を検討しているところです。

------読者の皆さんにメッセージをお願いします。
池袋駅は、地域に根ざしたターミナルステーションとして、地元の方々と密着し、皆さんから、便利で、安全で、使いやすいといわれる駅を目指していきたいと思っています。これからもどうぞよろしくお願いします。
来年の6月には立体化により、埼玉・新宿各方面が同一ホームで利用できるようになる。

この情報の出典 「まるごと池袋マガジン 池袋15’」